咲き誇れ、麗しい華。

電話に出た途端、真子の声が耳をつんざいた。



【もう! 全然電話出ないし、既読にもならないしで心配したんだからね!?】

「ごめん。寝てて気がつかなかった」



始業時間になっても現れず、連絡もなし。

休み時間の度に電話をかけても繋がらなかったため、不安で授業中も上の空だったらしい。

申し訳ないことしちゃったな。



【もうすぐお昼だけど、具合はどう? 朝ご飯は食べられた?】

「うん。お茶漬けとみそ汁を食べたよ」

【そう、良かった。今日、英山(ひでやま)和尾(わお)が宿題出したから、帰りに持ってく】

「わかった。ありがとう」



今日は丸一日誰にも会えないと思っていた矢先、突然訪れた親友との面会。思わず口角が緩んだ。

電話を切って時間を確認する。


わわっ、もう3時間目終わってたんだ。せいぜい2時間くらいかと思ってたら、4時間近く寝ちゃってたみたい。



「うわっ、何これ!?」