咲き誇れ、麗しい華。

隣に座ってきた兄に悩みを打ち明けた。



「それはまた、なんとも壮絶な事実だな」

「うん。だから、どう伝えようか悩んでて」



保健室登校に至った具体的な経緯は、両親と先生には話してはいない。

けど兄は、放課後練習でスパルタ指導されている光景を見かけていたらしく、気難しい顔をするたびに毎回気にかけてくれるんだ。


今回は複雑な問題だからか、「うーん、そうだなぁ」と眉間にシワが寄っている。



「麗華は、それを伝えて、真子ちゃんにどうなってほしい?」

「どう、って……」

「もし俺の友達だったら、普通に交流するのはいいかもしれないけど、親密になるのはオススメしないって、きちんと理由を伝えた上で忠告する」



ハッキリと自分の意見を伝えた上で、「麗華の気持ちは?」と問いかけられた。


私の、気持ちは……。


誰と仲良くしようが、親友でなくなった自分には関係ないこと。

相手がどんなバッググラウンドを持っていようが、気が合うなら交流を続ければいい。