咲き誇れ、麗しい華。





「どう、しようかな……」



クリスマスシーズンに突入した12月。

リビングのソファーに座って、スマホ画面とにらめっこする。


侑希先輩の過去を知ってから、ずっとこの調子。テストが終わっても、真子の連絡先を開いては閉じてを繰り返していた。


話したほうがいいのか、しないほうがいいのか。

でも、話すとしても、どう切り出したらいいんだろう。


絶交状態だから、長話は聞いてくれなさそう。
かといって単刀直入に言うのも……。



「……か、麗華っ」



トントンと肩を叩かれて顔を上げると、パジャマ姿の兄が目の前に立っていた。



「お風呂いいよ」

「あぁ……うん」

「どしたの。変なメールでも来た?」

「ううん。ちょっと、その……」