咲き誇れ、麗しい華。





『えっ、弁当作ってきてくれるの?』

『自慢の幼なじみの初試合ですから。怜央もその日行くんだよね』

『おぅ。ポンポン持って盛大に応援するから! L・O・V・E サイコー! ユウキー! って』

『ありがとう。でもポンポンはいらないかな』



私服から学生服、ランドセルからリュックサックへと変わった春。

幼稚園以来、7年ぶりに集結した俺たちは、初めて同じクラスになってからというもの、毎日たわいもない話をしては、バカみたいに笑い合っていた。


放課後になると……。



『なぁなぁ、今度の練習試合って、黒髪の女の子って来る?』

『黒髪? 凛華のこと? 来るよ』

『マジ? その子って、彼氏とかいたりする?』

『いないけど……。なに、狙ってるの?』

『い、いや!? 別に、ちょーっと、お近づきになれたらなぁ〜って』

『あー、あいつ好きな人いるからなぁ。仲良くなる分はいいとは思うけど、異性としてならちょっと難しいかも』