咲き誇れ、麗しい華。

少し困った様子で顔を合わせる2人を見つめる中、先に口を開いたのは侑希先輩だった。



「うん。こないだ、ラーメン屋さんで会ってさ」

「そうそう。習い事の帰りにバッタリ会って。侑希先輩、見かけによらずすっげー大食いでさ。山盛りのチャーシュー麺に替え玉5個も頼んで、親ドン引きさせてた」

「ちょっ……そういう君も、ヒーヒー言いながら激辛ラーメン食べてたよね? でもラーメンだけで力尽きて、ギョーザお持ち帰りしてたの」

「うわぁぁぁ! なんでそこまで知ってるんですかぁぁぁ!」

「君の声は大きくてよく響くからね。応援団に選ばれたのも納得だよ」



クリティカルヒットを食らい、顔真っ赤で悶絶する大隈くん。

対する侑希先輩は、勝ち誇ったような表情で大隈くんの肩をポンポン叩いている。


詳しく聞くと、以前兄が訪れた、映画館の近くのラーメン屋さんらしい。


麺も替え玉も手ごろなお値段なんだっけ。それでも、5個はちょっと多い気がする。お兄ちゃんでさえ多くて3つだったもん。

食べた分だけ縦に伸びるタイプなんだなぁ。