咲き誇れ、麗しい華。

「へっ?」

「ごめん! バカにするつもりはなくって! 犬、苦手だった?」

「全然っ! こんな格好してますけど、めちゃくちゃ好きですっ! ただ、その……」



早口で答えるも、その先の言葉が見つからず、声が詰まってしまった。


……正直に話したほうがいいのかな。

打ち明けたところで重々しい空気になるのは目に見えている。けど……みんな心配そうに見てるし。

それにただのパーティーじゃなくて、私の歓迎会も兼ねているんだから。


膝の上で握り拳を作り、意を決して口を開く。



「教室でも、犬っぽいってよく言われてたので……思い出しちゃって」

「からかわれてたの……?」

「はい……。あ、でも、いじめられてたわけではなくて! その……1番仲が良かった子が、いたんですけど……」



決して子犬と言われたことが嫌だったわけではないと、誤解を解いて。

親友だった人と大喧嘩し、それが原因で教室に居づらくなったと、小部屋登校に至った理由も含め、順を追って話した。


……実名を出すと気まずくなりそうだから、名前は伏せたけど。