咲き誇れ、麗しい華。

「だな。トナカイの被り物で出迎えた記憶があるから。久々にやる? ちょうどその時期冬休みに入るっぽいし」

「いいね! やろやろっ! 良かったら麗華ちゃんも来ない?」



凛華先輩からの突然のお誘いに、お菓子を口に詰め込んだまま目を丸くする。



「い、いいんですか!? 新参者が、ご家族に迷惑じゃ……」

「大丈夫大丈夫! 多分その日、姉ちゃんも弟も遊びに行くから。凛華のケーキが食べられるよ〜」

「ええっ! クリスマス用にも作ってるんですか!?」

「うんっ。クリスマスは毎年ケーキ担当なの。家でも家族全員で作ってて……」



先輩いわく、家族全員、料理好きだそうで。

クリスマスなどの季節のイベント以外にも、誕生日は毎年手作りケーキでお祝いするんだとか。



「誕生日はショートケーキとチーズケーキが多くて、クリスマスは毎年ブッシュ・ド・ノエル」

「木みたいな、細長いやつですか?」

「そうそう。去年は2つ作って……あ、これこれ」