咲き誇れ、麗しい華。

東屋が見えてくると、とんがり帽子を被った凛華先輩が手招きしてくれた。


黒いワンピースに黒いショートブーツ。私と同じく1色コーデ。

普段は1つに結んでいる髪の毛は緩くウェーブがかかっており、唇はほんのりと赤く色づいている。

メイクしてるのかな? 大人なお姉さんの雰囲気が漂っててかっこいい。



「凛華先輩、こんにちは。場所取りありがとうございます」

「あとセッティングもサンキュー」

「いえいえ、どういたしまして。さ、座って座って」



男女に分かれてテーブルを囲み、小部屋と同じ席順に着席。各自持ち寄ったお菓子を並べる。



「暑い中ごめん。助かった」

「いいっていいって。ここ日陰だからわりと涼しいし。ってか顔すごいね。侑希もメイクしてきたの?」

「うん。青い日焼け止めと、トーンアップクリームっていう白いクリームを塗ってきた」

「あ〜、塗ったら肌が明るくなるやつだっけ?」

「そうそう。あとはお母さんに頼んで、ベージュの口紅をちょっとだけもらった」

「え、たったそれだけでそんな病的になるの!?」