咲き誇れ、麗しい華。

どうやら私とほぼ同じ時間に到着したらしい。


頭はオレンジ、首から下は黒いマントと紫の衣装で、怪しさ満点。

だとすると、多分、後ろにいるのが……。



「こ、こんにちは……」

「こんにちは。そのカチューシャ可愛いね。似合ってるよ」

「ありがとう、ございます。先輩も、すごいですね。一瞬誰かと思いました」



おずおずとぎこちなく褒め返す。


シャツ、カーディガン、パンツ、スニーカー。私とは対照的な全身白コーデ。

服装だけ見たら爽やかだけど、頭には三角の布が付いていて、顔は病人のごとく青白い。


てっきり白い布をかぶってくるのかと思ったら……。なんとハイクオリティな……。


ここに来るまですれ違った人たち、絶対みんなビックリしたよね。怜央先輩といる時点で、今回も自転車で来たと思うし。

「ギャー! 幽霊が自転車漕いでるー!」って腰抜かしてないといいけど……。


血色感ゼロの美形おばけと陽気なジャック・オー・ランタンと一緒に園内を歩く。



「あ、こっちこっち!」