咲き誇れ、麗しい華。

阿吽の呼吸でボケ始めた先輩たち。

再び冷静に突っ込むかと思いきや、キャパオーバーだったようで、「今度は母親かよ……」と頭を抱え込んだ。


『いつも通り』で勉強だと瞬時に読み取る。幼なじみだからこそできることなんだろうな。

優しくて爽やかで穏やかで、ちょっぴり慌てん坊なさんなお兄さんだと思ってたけど……まだ知らない一面があったみたい。







「──教え子に配達をお願いする……頼ってるのが、パシってるのか」

「あはは。でも食事は毎回奢ってもらってるみたいだよ」

「ならプラマイゼロか」



放課後。裏門で兄と落ち合い、今日の出来事を振り返りながら歩いて下校する。



「それで、歓迎会も兼ねて、今度の日曜にハロウィンパーティーすることになったんだ〜」

「おお〜っ、良かったな。ハロウィンなら、やっぱ仮装するの?」

「うん! あみだくじで決めて、黒猫になった! お菓子も被らないように担当が決まってて……」