咲き誇れ、麗しい華。

電子辞書をケースにしまいながら、「今では先生代わり」とお茶目に笑った先輩。


……やっぱり2年生になるとレベルが上がるんだな。

お兄ちゃんも、満点が取りやすいのは小学生まで。中学からは、教科によっては7割取れただけでも英雄扱いされるって言ってたし。

まだ難度が優しい今のうちに、たくさん点取っておこうっと。


3章を読み終えたタイミングで授業終了のチャイムが鳴り、給食の時間に。

侑希先輩は教室で食べるとのことで、自分の分を保健室に持ってきて、守田先生と2人で食べた。


お昼ご飯の後は……。



「──麗華ちゃん、いらっしゃい! あ、おかえりか」

「やっほー」



食器を片づけて小部屋に戻ると、先輩たちが遊びに来ていた。「こんにちは」と挨拶して定位置の席に座る。



「聞いたよ、今日から登校なんだって?」

「はい。ふつつか者ですがよろしくお願いします」

「こちらこそ! うちの侑希がお世話になります」

「随分と若い保護者だな」

「えへっ。よく言われますっ」

「褒めてないから」