「開けていいかい?」
「はい。どうぞ」
侑希先輩が短く返事をすると、保健室側のドアが開いて──。
「おはよう。侑希くん、風咲さん」
「おはようございます」
「おはようございますっ。今日からよろしくお願いしますっ」
「ふふっ。こちらこそよろしくね」
ペコッと頭を下げた私に、柔らかな笑顔を見せた守田先生。
その直後、始業時間を知らせるチャイムが鳴り──小部屋での生活がスタートした。
❀
小部屋での過ごし方は、基本的に自由。
勉強しても、本を読んでも、絵を描いても、お昼寝してもオーケー。
両親との約束で給食当番と掃除当番は行うことになっているが、それ以外は好きにしていいよと言われたので、読書をしようと思っている。家だとついスマホをいじっちゃうからね。
一方、侑希先輩はというと──。
「麗華ちゃん」
「はい?」
「ごめん、古典の辞書って持ってる?」
「はい。どうぞ」
侑希先輩が短く返事をすると、保健室側のドアが開いて──。
「おはよう。侑希くん、風咲さん」
「おはようございます」
「おはようございますっ。今日からよろしくお願いしますっ」
「ふふっ。こちらこそよろしくね」
ペコッと頭を下げた私に、柔らかな笑顔を見せた守田先生。
その直後、始業時間を知らせるチャイムが鳴り──小部屋での生活がスタートした。
❀
小部屋での過ごし方は、基本的に自由。
勉強しても、本を読んでも、絵を描いても、お昼寝してもオーケー。
両親との約束で給食当番と掃除当番は行うことになっているが、それ以外は好きにしていいよと言われたので、読書をしようと思っている。家だとついスマホをいじっちゃうからね。
一方、侑希先輩はというと──。
「麗華ちゃん」
「はい?」
「ごめん、古典の辞書って持ってる?」



