咲き誇れ、麗しい華。

連絡事項と一緒に、答案用紙が入ったクリアファイルを渡した和尾先生。

兄情報によると、田中先生とはご近所さんで、なんと中学時代の担任だったのだそう。


教え子が教師になるってだけでもビックリなのに、母校で再会しちゃうって奇跡だよね。

大人になった今は、たまに2人でお酒を飲みに行くらしい。


先生は配達を済ませると、「じゃあ僕はこれで」と言い残して小部屋を出ていった。



「麗華ちゃんもテスト返してもらった?」

「はい。3つだけですけど」

「お、一緒だ」



テストを受け取った侑希先輩が向かい側に座る。



「どうだった? 出来栄えは」

「予想よりもちょっと良かったです。多分平均点は超えてると思います。先輩はどうでした?」

「俺はまぁまぁかな。得意教科じゃないから高くはなかったけど、親に見せても怒られはしなさそうな点数だったよ」



苦笑いしつつも、どこかホッとしたような表情。壊滅的な点数は免れた様子。

先輩と2人でテストの振り返りをしていると、コンコンコンと、再びノック音が聞こえた。