咲き誇れ、麗しい華。

声のトーンと一緒に頭も下げると、「大丈夫、気にしないで」と優しい口調で返された。


あの日以降、頭痛や腹痛、動悸に吐き気にと、毎日体調不良に見舞われるようになった私。

薬を飲んでも改善されなかったため、病院で診てもらったのだけど……異常は見つからず。


お医者さんが言うには、恐らく精神的なストレスからくるものだろう、と。


診断結果を家族に伝えたら、この状態で教室で過ごすのは難しいだろうと判断されて。

先生とも相談し、回復するまで保健室で過ごすことに。


ちなみに中間テストは、個別に別室で受けさせてもらった。

なので、ここに登校するのは今日が初めてというわけだ。



「侑希くんは来てる?」

「今トイレに行ってます。伝言ですか?」

「うん。あと田中先生からテスト預かってるから渡そうと思って」



すると、ガチャッと保健室側のドアが開いた。



「あ、和尾先生。おはようございます」

「おはよう。来ていきなりであれだけど、これ、こないだのテストね。田中先生、今日娘さんの通院の付き添いでお休みだから。他の教科は副担任からもらって」

「わかりました。ありがとうございます」