呆気に取られている間に、怜央先輩との差が徐々に縮まっていく。
残り四分の一に差しかかったタイミングで、ついに横並びに。
本音は黄色組が勝ってほしいけど……まだ中盤だから。
どうか2人とも、無事にゴールできますように。
グラウンドを並走する彼らにエールを送った。
❀
「──いやいや、さすがに6秒はないよ」
「いーやいってる。どっからどう見てもあれは7秒台の走りじゃない」
体育祭が幕を閉じた放課後。ユウキ先輩と怜央先輩に挟まれて学校を後にする。
勝負の結果は、最後のリレーで青組が1着と3着でゴールし、逆転勝ち。
私たち黄色組は去年と同じく2位となってしまったが、応援団部門で見事優勝を果たした。
「麗華ちゃんのとこも、何か言ってた?」
「はい。ごぼう抜きだって言ってました」
「ほらぁ。絶対速くなってるって。じゃなきゃ4人も抜けねーよ」
「えええ〜」
残り四分の一に差しかかったタイミングで、ついに横並びに。
本音は黄色組が勝ってほしいけど……まだ中盤だから。
どうか2人とも、無事にゴールできますように。
グラウンドを並走する彼らにエールを送った。
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「──いやいや、さすがに6秒はないよ」
「いーやいってる。どっからどう見てもあれは7秒台の走りじゃない」
体育祭が幕を閉じた放課後。ユウキ先輩と怜央先輩に挟まれて学校を後にする。
勝負の結果は、最後のリレーで青組が1着と3着でゴールし、逆転勝ち。
私たち黄色組は去年と同じく2位となってしまったが、応援団部門で見事優勝を果たした。
「麗華ちゃんのとこも、何か言ってた?」
「はい。ごぼう抜きだって言ってました」
「ほらぁ。絶対速くなってるって。じゃなきゃ4人も抜けねーよ」
「えええ〜」



