咲き誇れ、麗しい華。

呆気に取られている間に、怜央先輩との差が徐々に縮まっていく。

残り四分の一に差しかかったタイミングで、ついに横並びに。


本音は黄色組が勝ってほしいけど……まだ中盤だから。

どうか2人とも、無事にゴールできますように。


グラウンドを並走する彼らにエールを送った。







「──いやいや、さすがに6秒はないよ」

「いーやいってる。どっからどう見てもあれは7秒台の走りじゃない」



体育祭が幕を閉じた放課後。ユウキ先輩と怜央先輩に挟まれて学校を後にする。


勝負の結果は、最後のリレーで青組が1着と3着でゴールし、逆転勝ち。

私たち黄色組は去年と同じく2位となってしまったが、応援団部門で見事優勝を果たした。



「麗華ちゃんのとこも、何か言ってた?」

「はい。ごぼう抜きだって言ってました」

「ほらぁ。絶対速くなってるって。じゃなきゃ4人も抜けねーよ」

「えええ〜」