咲き誇れ、麗しい華。

真っ直ぐ目を見て伝えた。


渋る時点で何かしら理由があるはずだから、無理に走る必要はないと思う。

けど……なんとも思ってない人にピンチヒッターをお願いはしないだろうし。


それに、他の人もいる中でわざわざユウキ先輩を指名するって、彼ならきっと上手くやってくれるって信頼されてなきゃできないことだもん。

あと、やって後悔よりも、やらないで後悔のほうがずっと心に残り続けるってよく聞くし!



「具合が悪いのなら無理強いはしませんけど……もし走るなら、私、応援しますので!」

「……ほんと、ズルいなぁ」



ポツリと呟いたのち、ふふっと小さく笑い声を漏らしたユウキ先輩。


ファイティングポーズがそんなにツボに入ったのかな。

なんて思っていたら、私にくるりと背を向けて、その場でビブスを着始めた。



「わかった。やるよ」

「ほ、ほんとか!?」

「走ってくれるのか!?」

「こんな可愛く応援されたら断れないだろ」

「ありがとう〜!」

「一緒に頑張ろうな〜!」