咲き誇れ、麗しい華。





「お疲れー。大丈夫?」

「ううぅー……もう、限界……」



放課後。運動場を後にして、真子と一緒に校舎に戻る。



「そんなにきついなら家まで送ろうか? おんぶで」

「結構ですぅぅぅ」



体操服のTシャツを握りしめて断る。


痛みと闘いながら授業を受けて。掃除して。

やっと帰れる〜と安心していたら……放課後に体育祭の練習があるのをすっかり忘れちゃってて。


本当は休みたかったんだけど……また男子たちがはやし立てるだろうと思って、無理して練習に参加したの。


約1時間、激しい動きを繰り返した結果、痛みが悪化。なので今、猫背で移動している。



「気持ちはありがたいけど、おんぶは嫌。バカにされちゃう」

「はいはい。無理そうだったら、次からは早めに言うのよ?」



ポンポンと優しく肩を叩かれた。


まったく、大人っぽいからって余裕ぶっちゃって。中身はイケメン大好きなミーハーのくせにぃぃ。


なんとか着替えを済ませ、真子と共に昇降口へ向かう。



「あ……湯たんぽ返さなきゃ」