咲き誇れ、麗しい華。

「黄色組に来たのはそれが理由だったんですね」

「そうそう。といっても、元から凛華を選ぶつもりはなかったけどね。怜央も、見つからない時の頼みの綱で、はじめから選ぼうとは思ってなかった」

「えっ。でもさっき、見つめてたって……」

「違う違う。見てはいたけど、捜してたのは怜央じゃなくて麗華ちゃんだから」



またもや目を見開く。


今の話を聞いて、てっきり怜央先輩がダメそうだったから私を選んだのかと思ってたのに。

その言い方だと、まるで最初から私と一緒に走る気でいたみたいに聞こえるんですが……?



「……あっ、ごめんっ!」



ガン見していたら、初めて下の名前で呼ばれた時と全く同じセリフが返ってきた。



「いや、その、別に、何か企んでるとか、変な意味は全然なくって。ただ、元気づけようとしてたというか」

「げ、元気?」

「うん。どこも痛くないよ、ピンピンしてるよって、アピールしようと思って」



早口でまくし立てるユウキ先輩。

最後に「本当にそれだけだから!」と強調すると、私を置いて先に行ってしまった。