咲き誇れ、麗しい華。

突然の指摘に戸惑いつつも、素直に頭を下げた大隈くん。

私にも「ごめんな」と短く謝ると、仲間を捜しに駆け出していった。



「普段からあんなふうに呼ばれてるの?」

「はい。私、クラスで1番小さいので」

「あだ名呼びは男子だけ? 女子からはなんて呼ばれてるの?」

「下の名前で呼ばれてます。あだ名で呼んでくるのはほとんどが男子ですけど、全員ではないです」



「慣れてるので大丈夫ですよ」と、真剣な表情で尋ね返してくる先輩ににこやかな顔で説明する。


何度も繰り返されるとうざったく感じるけど、他のクラスの子からは名字で呼ばれてるし。

名前負けだと言われるよりかはマシなので、好きに呼ばせている。



「あまりにもしつこい時はガツンと言い返してるので!」

「そう……? 嫌だったら我慢しなくていいからね? 真子のバカっ! って怒ったみたいに」

「はい。……えっ?」



なぜそのセリフを……?

目をまん丸に見開く私に、先輩は苦い笑みを浮かべて……。



「あそこの廊下、保健室の真ん前だから……」