「可愛いなって思ったんだよ。……俺、美穂のこと子供みたいに思ったことなんかない。いつも女の子として……異性として見てる」
「っ!……え?」
近づいてきて、そんなことを言われたら意識しないわけがない。
ドキン! と胸が高鳴った。
晴樹はそんなわたしの床に置かれた手に、自分のそれをそっと重ねる。
晴樹の手の体温に、ドキンドキンと鼓動が鳴りやまない。
その状態で黙り込むから、わたしの方が何か言った方がいいのかと混乱してしまう。
触れあっている手の体温だけが上昇して、お互いの熱が上がっている事だけは分かった。
「その……そういえば、今日はハグしてなかったな……なんて」
視線を外しながらまたしても頬をかいてそう言った晴樹は、最後にわたしの様子をうかがうようにチラリと横目で見てくる。
嫌がられるとでも思ってるのかな?
嫌がるなんてそんなこと、するわけないよ……。
「そう、だね………………する?」
同意してから数秒迷って、わたしの方から聞いてみた。
自分から言うのって、結構勇気いるんだな……。
「……いいか?」
「う、うん」
聞き返されて頷くと、重ねられていた手が離れて背中を回り、肩を抱かれた。
そうして反対側の手がまたわたしの手を取る。
探るようにゆっくりと指が絡まり、恋人つなぎをされた。
「っ!……え?」
近づいてきて、そんなことを言われたら意識しないわけがない。
ドキン! と胸が高鳴った。
晴樹はそんなわたしの床に置かれた手に、自分のそれをそっと重ねる。
晴樹の手の体温に、ドキンドキンと鼓動が鳴りやまない。
その状態で黙り込むから、わたしの方が何か言った方がいいのかと混乱してしまう。
触れあっている手の体温だけが上昇して、お互いの熱が上がっている事だけは分かった。
「その……そういえば、今日はハグしてなかったな……なんて」
視線を外しながらまたしても頬をかいてそう言った晴樹は、最後にわたしの様子をうかがうようにチラリと横目で見てくる。
嫌がられるとでも思ってるのかな?
嫌がるなんてそんなこと、するわけないよ……。
「そう、だね………………する?」
同意してから数秒迷って、わたしの方から聞いてみた。
自分から言うのって、結構勇気いるんだな……。
「……いいか?」
「う、うん」
聞き返されて頷くと、重ねられていた手が離れて背中を回り、肩を抱かれた。
そうして反対側の手がまたわたしの手を取る。
探るようにゆっくりと指が絡まり、恋人つなぎをされた。



