俺は立ち上がり、教室を飛び出す。廊下を駆け出していると、目の前がぼやけていくのがわかった。
「ーーー」
口からは何も出てこない。息だけが漏れていく。その場にあの日のように崩れ落ち、体をただ震わせた。
「日和……」
数分ほど時間をかけ、ようやく大好きな人の名前を呼ぶ。でも、その言葉を拾ってくれる人は誰もおらず、言葉は消えていってしまった。
一週間ほどで、花が飾られた日和の机は片付けられてしまった。それと同時に、クラスの空気が少しずつ変わっていくのがわかったんだ。
あれだけ机を見て泣いていた女子たちが、机が片付けられてすぐに日和のことを話さなくなった。俺を気にかけていた友達も、「今から購買行くぞ!」といつも通り笑う。
日に日に日和の名前が、存在が、まるで最初からいなかったかのように消えていくような気がした。そして、それに対して苛立っていく。
「……何だよ!葬儀の時にあんなに泣いていたくせに、お前らにとって日和はそんなちっぽけな存在なのかよ!?」
「ーーー」
口からは何も出てこない。息だけが漏れていく。その場にあの日のように崩れ落ち、体をただ震わせた。
「日和……」
数分ほど時間をかけ、ようやく大好きな人の名前を呼ぶ。でも、その言葉を拾ってくれる人は誰もおらず、言葉は消えていってしまった。
一週間ほどで、花が飾られた日和の机は片付けられてしまった。それと同時に、クラスの空気が少しずつ変わっていくのがわかったんだ。
あれだけ机を見て泣いていた女子たちが、机が片付けられてすぐに日和のことを話さなくなった。俺を気にかけていた友達も、「今から購買行くぞ!」といつも通り笑う。
日に日に日和の名前が、存在が、まるで最初からいなかったかのように消えていくような気がした。そして、それに対して苛立っていく。
「……何だよ!葬儀の時にあんなに泣いていたくせに、お前らにとって日和はそんなちっぽけな存在なのかよ!?」


