現代版の皇帝は卒業前に甘える。


「す、すごいですね…!!小春さん。」
目を開きながら、私に言う小鳥遊さん。

「う、うん…!」
私はコクっと頷く。


私たちはそのベッドで寝る。

私の右で寝ているのが、皇帝。私の左で寝ているのが小鳥遊さん。



「ねえ…?なんで、俺が小春の隣じゃないの?」

七星が不満そうに私たちに問いかけて来る。


「いや…それはあみだくじで決まったことですし…ね?七星。」
さーちゃんが反省そうに言う。

そう。
「さーちゃんがあみだくじで決めよう!」と言ったので、さーちゃんがことの発端。



ということで……。


「おやすみなさーい。」