まだ!?
まだ、口から離してくれないの!?
「お、俺一緒に寝たいです!」
そう大声で小鳥遊さんは皇帝に言う。
告白みたいに。
「あぁ。いいよ。」
「あ、ありがとうございます!」
ぱぁあとした、キラキラな小鳥遊さんの笑顔。
……も…もう…無理…!!
私の涙腺が緩み、私の足がぐらぐらして来て、私の下半身が無いみたいになる。
「おい。小春?!」
皇帝はびっくりして、皇帝の手が私の口から離される。
「だ…だめぁ……!もぉ…!」
私は顔を上に向かせながら、皇帝にそう言う。
「……っ。口、塞がなきゃ良かった。」
顔を赤らめながら、私を見る皇帝。
「じゃぁ…!そぉ…してぇよぉ…!」
それを見ていた、小鳥遊さんは、
「エロすぎだろ…小春さん……!地味子なのに…!」
と変な目で私を見ていた。
それに気づかない……。
「口…はやぁく離してよー……!」
私。
「っ……。お前。可愛すぎ。」
「はぁー……?」
小鳥遊さんの声は聞こえずに、私は皇帝に抗議している時。



