「は、はい…ど、んっ?!」
私は『どうぞ』と言おうとした途端、皇帝のてが私の口を塞いだ。


「んっんっとんーてーい!!!」

「うるさい。お前は黙ってろ。」

「んあーにんぉれえーー!!」

言えないーー…!!


「お前。名前は?」

無視かよ!!皇帝!!
心の中でツッコむ。


「小鳥遊旭(たかなしあさひ)です。」
小鳥遊さんがそう言う。


「へー。あの小鳥遊か。お前見たことある。」


「お…、覚えてくれてましたか!?」

「あぁ。お前、異常にサッカー上手かった。」

な、なんで、上から目線!?
皇帝!?


皇帝だからか。

うん。うん。
ってコクコク頷いている場合じゃねえ!