「んで、どうなの!!どっち!小春は!!」
さーちゃんはまた興奮して、鼻開きながら言う。
「へっ?…私は誰にも告白しないよ?」
「はあああああ!?だめでしょ!!!王子様2人にめちゃくちゃ求婚されてんだから!!ね!!!」
さーちゃんは弁当を持ちながら、立って、めちゃくちゃ大声で私に言う。
耳で塞ぎたいくらいだが、弁当を食べていたから、耳を塞げない……。
だから……。
耳キンキンしてます……!!
「夜なんだから…近所迷惑!!…シー…!」
私はそう言って、最後に人差し指を口につける。
「ご、ごめん。マジかーー…。小春が告白しないとはーー……。」
はぁーーーっとため息しながら、床に座るさーちゃん。
そ、そんなに…落ち込む?
私はさーちゃんを心配しようとした時。



