「小春。」

聞いたことがある声。

「ふぁい!」

「おはよう。」

「お、おはようございます…!皇帝…!」

や、やばい。……間近で、見れない……。

なんで?

私は皇帝の告白の件で、なぜか、皇帝の顔が見れなくなった。

なんで?

何回も言うがなんで?


…けど。



「小春おはよう。」


「おはよう。」

七星は見れる!?


な、何これ……!!


ど、ドウイウコトデスカ?!

私は、昨日まで、私は七星が好きだったよね……?!

これは幻だ!

私は皇帝が好きになるわけないから……!!
私はふりふり首を振っていると……。


「わぁ!!」

私の肩に体で飛び込んでいた、

「さーちゃん!?」

さーちゃんが来た。


「おはよう。小春。」

「おはよう……!び、びっくりしたー!」
私は息をはぁはぁと吐く。

「本当にびっくりしたんだね。」
とさーちゃんもびっくり顔しながら、笑っていた。

「びっくりしたよー!!」

「まぁ。それはいいとして。」

「いいの?!」
私は口をポカンと開ける。

「まぁまぁ。…でもさ。もうすぐじゃん?卒業。」


「うん。そうだねー……。」
私は自分の席につきながら、さーちゃんに言う。


って。

「さーちゃん。卒業。卒業。ずっと言ってんじゃん!」

「いやーー。だって、小春。早く告白しなきゃじゃん。」

「そ、そうだけど……!」

告白する勇気が……ないんだよね……。
私はそうさーちゃんに言うと。