「大丈夫か?」
「う、うん。」
私はコクっと頷く。
「良かった。」
そう言いながら、皇帝はニコッと笑う。
……っ!
まるで、七星を超えた笑顔で私を見る。
…って。
「いつ。私の腰を離すのかな……?トイレ行きたいんだけど?」
「……っ。ごめん。」
そう皇帝は言いながら、私の腰を離す。
「ううん。大丈夫!というかトイレ行ってくるね!!…じゃっ!」
そう。私は忘れていました。
トイレに行くのを!!!
んで。ちゃんと。
「ふぅ〜〜〜。でたーーー。」
はい。“あれ”が出ました。
良かったですねー。
わたくし、大騒ぎしてましたもの。
オホホホホ。
何、お嬢様気取りになってんのだろう?
私が、お嬢様気取りになった1日でした。



