現代版の皇帝は卒業前に甘える。

「小春?」
皇帝は心配そうに私の隣の席に座る。


…もう私の名前呼ばなくてよくない?
好きな人、いるんでしょ?

私はそう思ってきたら、目がぼやける。


「小春?!」
皇帝はそうびっくりしている。


…うるさい……!


「小春!…大丈夫か?!」
また心配している皇帝。






「う、うるさい!もう、私に構わないで!」
私は泣いて、廊下を走って、屋上に向かう。