「おはよーう!」
私は笑顔でさーちゃんを見る。

「お、おはよう!」

「何、動揺してんの?さーちゃん?」

「いや、昨日さ、小春が廊下走っていたから、なんかちょっと接しづらかったから……。」
モジモジしながら、私の方を見るさーちゃん。


「ん?全然大丈夫!昨日は迷惑かけてごめんなさい!」

「うん!やっぱり、小春は笑顔が一番だね!」

「ありがとう!」

なんて話していると、

「小春。」

私の耳に響く声。
私はその声が聞こえたと同時に目を開く。


「小春。おはよう。」



……っ。

ど、動揺しないように!