現代版の皇帝は卒業前に甘える。


「ん?そんな顔してたからよ。…だから、励ましてあげようと思って。」

「……っ!本当、直仁のお母さんはいい人ですね!」
私は笑顔で涙を流しながら、直仁のお母さんを見る。

「もうっ!可愛い!!…だから、1回で諦めないで?私は、小春ちゃんが直仁の嫁だったら、嬉しいわ〜。」

直仁のお母さんは膨大な妄想になって、フフフと言いながら、妄想に浸っている。


「じゃあ。私、家入ってますねー!」

「ええっ!?もう行っちゃうの!?」

「宿題あるので。」
私は苦笑いしながら、直仁のお母さんを見る。

「はぁ〜っ。そうね。じゃあまた。」
ニコッと笑って、私を見る直仁のお母さん。

「はいっ!」
私はそう言いながら、ドアを閉める。

ガチャッ。

「ただいま〜!」

「おかえり〜!小春。」


「皇帝のお母さんとばったり会ったー!」

なんて私は母さんに話して、夜は普段通りに夜ご飯を食べ、お風呂に入り、ベッドにねっ転がる。


ふ〜〜。気持ちいい。

ベッドで私は平泳ぎをする。

フッカフッカで気持ちいー!