「今夜は遅くなるから寝ていていいよ、クスリが効かないようなら他の病院へ行ってみるといいよ」

「うん、そうする」

それからは、なんだかぼんやりして一日が過ぎていった

胃が痛い・・・・


こんな風に胃潰瘍とかになっていくんだろうか、身体に悪い・・・

一人の夕食を済ませて、柚の香りの発砲入浴剤を使ってゆったりと湯に浸かった。

賢也はいま何をしてる?

言葉通りの残業をしてる?

それとも・・・


完全に安まる場所が欲しくて書斎をすこしづつ自分だけの部屋にしていていた。
ここでも眠れるようにソファベッドを購入し、寝室のクローゼットから自分のものを少しづつ移動させていた。




私の城・・・



ベッドルームに戻ってベッドに入る。

眠れずにいると玄関から鍵の開く音がした。



金曜日は帰ってきたらすぐにシャワーに入る
そして、この部屋の匂いになってからベッドに入る。