次の日。


「ふぁあ〜」

「ん……ひなちゃん……」


ひなくんに包み込まれるように抱きしめられて、昨日は寝た。


そして、朝……。


「……ん……ひなくん……朝ごはん作るから……」

「ふぁ……ひなちゃん……」


さりげなくくまの抱き枕をひなくんに抱きしめさせて、布団から出た。


顔を洗いに洗面所に向かう。



それから顔を洗い、料理を始めるために髪を高いところで結った。


今日は天気がいいなぁ〜。

こんな日は、歩いて自分で学園に行きたくなっちゃう。


「おはようございます。ひな」

「ちょっと……ひなくんがいないからって、その呼び方はやめてよ」


ひなくんがきっと悲しむ。