家に帰ってきてから、僕は幼い頃の貴重なひなちゃんの写真をもらうことを条件に、御幸と学園に行かされた。


まぁそれでひなちゃんがミライと二人になるのことを僕が許すはずがなくて。


もちろん盗聴器監視カメラGPSは当然、陰でボディーガードまでつけた。


……けど、ひなちゃんの行動に驚きが隠せないはずがなかった。


……まさか、ぼくの両親と話すために屋敷に行ったとは……。


……そして、時刻は6時。僕まで呼び出された。


それで、いまは両親と机越しにソファに腰掛けながら対面している状態だ。


「……日向。ごめんなさい」

「すまなかった。」


まともに話したことすらない両親たちが、いま僕に頭を下げた。