不思議そうな刹那くんの前で、しっかり呼吸を整える。
「うんっ……でも、刹那くんにっ……会いたくてっ……」
「……俺、に?」
うんうんとうなずけば、いぶかしげに首をひねる。
「わ、私っ……」
しっかり伝えるんだ。私の気持ちを。
息を思いっきり吸い込んで、一気に言った。
「刹那くんが、好きですっ……!」
体中がジンジン熱くて、全身の血が駆け巡っているのがわかるくらい高揚してる。
緊張なんてとっくに通り越して、自分の声が自分じゃないみたいだ。
静かな放課後の校舎内。
息のんで、刹那くんの言葉を待つ。
「はあっ……」
刹那くんは、大きく息をはいて天を仰いだ。
……うっ。
あんな態度を取っておきながら、なにを今更って思ってる……?
そうだよね……気持ちが沈みかけたとき。
「俺、嫌われたのかと思ってた」



