ノンストップで一階に降りたエレベーターが開くと、私はそこから走り続けた。
「はあっ……はあっ……!」
校舎に駆け込んで、刹那くんを探す。
たしか、インタビューは2階の生徒会室でやってるみたい。
エスカレーターを上り切ると、目に入って来たのは男子生徒の背中。
……刹那くん……っ!
ダダダダッ……っと、バタつくその足音で、刹那くんが振り返って。
「寧々っ!?」
息を切らす私を見て焦ったように言う。
「まだ走ったらだめだろ!?」
あっ、そうだった。
すっかり頭から抜けてた。
「忘れてたけど、全然痛くないから!」
そう言うと、目をパチクリさせて、プッと吹き出す刹那くん。
あ……。
久々に笑顔を向けてくれたことが嬉しくて、胸がほわっと温かくなる。
「……どうしたの? 帰ってたんじゃないの?」



