すると、刹那くんが私のあご先に触れて、ゆっくりと上に持ち上げる。
俺の目を見て、と言うように。
絡み合う視線。
「俺の彼女になってほしい」
ふさわしいかって言われたら、自信はない。
ただ、わかるのは、私が刹那くんを好きってことだけ。
でも、この想いに応えていいのかな。
「最初は一目ぼれだったけど、みんなのために、ご飯を作ってくれたり、味方がい
ない中でも選挙選挙を頑張ったり、一生懸命な寧々にどんどん惹かれていった」
そんな風に見ていてくれたことがうれしくて。
じわじわ涙があふれてくる。
「ほかのエクセレントのやつが寧々を好きになるのも当然だ。白樺、椿……小鳥遊
までマジになるのは想定外だった」
「そんなこと……」



