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その日の夜。
お風呂から出て肩にタオルをかけた状態でリビングへ行くと、椿くんがひとりでソファに寝転がっていた。
「あ、寧々ちゃん、お風呂入ってたんだ」
「うん。いい湯だった」
椿くんだけだとちょっと安心で、向かい側のソファに座る。
刹那くんには、琉夏くんや白樺くんがリビングにいたらすぐ部屋に行け……って言われちゃってるくらい。
「椿くん、夏休みにどこか旅行にいくの?」
椿くんがアメをくわえて寝転がりながら見ていたのは旅行のパンフレット。
「そう、バリ島にね」
ひょいっと起き上がった彼は、それを見せてくれた。
どこまでも続く白い砂浜に、スカイブルーの海。見ているだけで心が躍る。



