「凰我くんがエクセレントを拒否してたのも、それが原因かと思ってたんだけど。急に、自分がエクセレントだって公表して。要は、寧々ちゃんに投票するために、エクセレントの権限を行使したわけでしょ? それって寧々ちゃんのこと気にしてなかったら絶対にないものね、うふふっ」
うふふっ、て。
そんなカワイイ目を向けられても困ります……。
「そ、それで、どうしたらいいかわからなくて……」
正座をして小さくなった体をさらに小さく縮める。
昨日のアレは、冗談なのか何なのか。
今朝は、ダイニングのいつも空席だったところに白樺くんが座ってて。
初めてエクセレントの5人が揃った食卓は、なんだかピリピリしてたなあ……。
「どうするもこうするも、ローズの彼氏はエクセレントっていうのはもうお決まりなのよ」
「……な、なぜですか?」