その日の夜。
エクセレント寮にて。
「無事にここへ帰ってくることができました。ありがとうございました」
選挙期間中のお礼を改めてみんなに告げた。
「当然の結果だよなー!俺は寧々ちゃんがローズになれるって疑ってなかったよ」
「嘘つけ、お前泣きそうになってじゃねえか」
琉夏くんに冷やかされて真っ赤な顔になる椿くん。
「なんだよ! 琉夏だって寧々ちゃんに追加票が入ったとき、興奮してただろ!」
「まったく覚えてねえ」
「俺ははっきりこの目で見た!」
あのときの緊張が嘘のように、和やかな雰囲気で迎える夜。
うん。
私もあの時の琉夏くんをハッキリ覚えている。
少なくとも、私がローズ再選したことを残念には思ってなさそう……だよね?



