「エクセレントの持ち票は2、それを忘れたのか?」
「それは知ってるけど、どういう関係が……」
エクセレントは、みんなとは違い1票ではなく2票とカウントされるのだ。
刹那くんが、講堂に響き渡るような声で叫ぶ。
「いま入ったのは、エクセレント票だ!!」
ざわざわざわっ。
講堂が今日一番のどよめきに包まれた。
みんなが一斉に白樺くんに目を向ける。
うそっ……白樺くんて……。
「白樺凰我は、エクセレントだからだ」
全員の目が、白樺くんに集まる。
白樺くんは、ポケットに手を突っ込むとネクタイを取り出し、いつも解禁している首元にゆるく結ぶ。
それは、エクセレントの証、銀色のネクタイ。
ウソッ。
白樺くんが、最後のエクセレントだったなんて──!!
「よって、352票対351票で、来栖寧々が正式にローズと認められた!」
わあああああああぁぁぁぁ……っ!
講堂内は、悲鳴と歓喜が入り混じった。



