「最後に、候補者のふたりの投票となります」
先に立ち上がった琴宮さんに続いて、私も投票箱へ。
入れる寸前、琴宮さんと目が合った。
「あなたなんかには絶対負けないから」
「……っ」
ここまで琴宮さんを追い込めただけ、頑張ってきた来た価値があったのかも。
そうして、投票はすべて終わった。
これから、この場で生徒会や先生たち総出で開票作業が行われる。不正などがないよう、全校生徒の目の前で。
私はその様子を寿命が縮まる思いで見守っていた。
同じく壇上で険しい顔で座っている刹那くんが気になってしょうがない。
『万一寧々がローズを下ろされるようなことがあったら……
──俺もエクセレントを降りる』
あのとき、刹那くんはそう言ったのだ。



