「それでは、ただいまよりローズ不信任案可決により、選挙を行います」
生徒会の仕切りで、選挙が始まった。
選挙と言っても、生徒たちが投票箱に投票用紙を入れる……という行為を壇上から見守っているだけ。
学年別に用意された箱に、呼ばれたクラスごとに投票していく。
国政選挙みたいな、銀色の重鎮な箱。
投票用紙はマークシート式で、私か琴宮さんどちらかをマークするというもの。
専用の機械で集計すれば、すぐに結果が出るらしい。
「それでは、エクセレントの3人、投票をお願いします」
椿くんは私の顔を見てニコリとすると、投票口に用紙を差し込み、軽やかに手を離した。
刹那くんは厳かな表情を変えることなく、粛々と投票する。
ふたりは私に投票してくれているはずだけど、琉夏くんは……わからないや。



