「わっ、かわいい」
「メッセージもついてる」
「ほんとだ。今日もいい日になりますように、だって。こういうの嬉しいよね」
添えてあるメッセージに歓喜してくれる女の子たち。
そんな風に会話する彼女たちの背中を見て、ジーンと胸が熱くなっていく。
「私もください!」
気づくといつの間にか列ができていて、あたふたしながら手渡していると、カゴの中にあったミルクレープはあっという間になくなってしまった。
「もうないんですか?」
「えっと、ごめんなさいっ」
こんなこと初めて。
頭を下げると、残念そうに散り散りになっていく1年生。
一体、どうしたんだろう……。
……あ。そっか。
琉夏くんの行動に賛同した人たちが、私のお菓子に興味を持ってくれたのかも。
琉夏くんありがとう!
さすがエクセレントの力。
だからこそ、選挙活動に手を貸したらいけない理由がよく分かった気がした。



