そうだった。
私、自分の名前入りのタスキをかけた状態だったんだ!
あれから数週間。自分の中で変わり始めた思いを告げる。
「……守りたいって言ったら、生意気だけど……。今は、ローズっていうことに誇りを持てるようになってきて……」
刹那くんや椿くんの言葉。それから、張り出された順位が、さらに自信をくれたんだ。
「白樺くんこそ、すごかったんだね」
「何が?」
「ほら、順位」
見てないの? と、私は掲示板の方を指さした。
ああって感じに軽く首を振った白樺くんは、なんてことないような顔。べつに、嬉しそうでも得意そうでもない。
「べつに大したことねえよ。じゃーな、これサンキュ」
あまり触れられたくないのか、そういうと足場に学生ホールを出て行った。



