自ら握手を求める1年生の子たち。
入学して間もない1年生にまで支持されてる琴宮さん、さすがだなあ。
それに快く応じる琴宮さんを見ながら感心……してる場合じゃないよね!
「あの、シュークリーム……」
なんとか頑張って声を上げてみても、琴宮さんフィーバーに沸いてる学生ホールに私の声なんか響かない。
はあ……。
だめだ。やっぱり出直そう。
***
「そっかあ」
ひとつも行き場のなかったシュークリームを残念そうに見つめる椿くん。
私は結局、しずしずとエクセレントルームに引き返したのだ。
「このシュークリーム、食べてもいい?」
「……というか、お願いします」



