秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~


……だよね。はじめから勝負は決まってる。

刹那くんと椿くんは作戦を練ろうって言ってくれたけど、そんなの焼け石に水。二階から目薬だ。

とぼとぼと教室へ向かうと、私が入った瞬間空気が変わった。

ヒソヒソヒソヒソ……

そして聞こえてくる声。


「大人しく辞退してれば、こんな恥じかかずに済んだのに」

「私たちの忠告を聞かないから」


直接言ってくることはないけど、私に言われてるってのはわかる。

……そうだよね。

どう? って感じに勝ち誇った琴宮さんの目。

長い髪を後ろにはらいながら、不敵にほほ笑んでる。