モゴモゴ口を動かしていると、
「結局、まだ友達できてねえんだ」
ううっ……。
しっかりそのこと覚えてたんだ。
「は、はい……」
しかも、友達がいないどころかこんなところに呼び出されちゃって。
「ローズがどうとか聞こえたけど」
うわあ。話の内容まで聞かれてたんだ。
探るように覗き込む白樺くんの視線に、私はぼそぼそ口を開く。
「えっと……私がローズなことが、気に入らないみたいで……」
「は? あんたローズなの?」
驚いたような声を出す彼。
……だよね。誰だってびっくりするよね。
「だって、編入してきたばっかなんだろ?」
「はい……。私も正直まだよく意味が分かってなくて……代われるものなら代わってもらいたいくらいなんですけど……」



