秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~


ひぃっ……!
だ、だれかいたの!?


みんなの視線が一気にそっちに流れる。

むくりと起き上がった物体を見て、私は息をのんだ。


「し、白樺くん……っ!」


誰かが小声で叫んだ名前は、以前裏庭で会った彼だった。

もう裏庭には行かなくなったし、しばらく会ってなかったんだけど。

相変わらず、外で昼寝をしていたみたいだ。


「なんでこんなとこにいるのよっ」

「やばっ、どうする?」


白樺くんから顔を隠すように、コソコソ言いあう彼女たち。

……ん?

あせった様子を見て、不思議に思う。

白樺くんて、こわい存在なの?

確かに、外見は不良っぽいけど……。


「昼寝のジャマすんなよ」


白樺くんの言葉にビクッと肩を震わせた彼女たち。がたがた震えてる子もいる。