1、2、3……心のなかでカウント。
……気づかれてなさそう?
ほっと息を吐いたとき。
「なに、アンタも描いてほしいの?」
突然頭上から降ってきた声。
「……わっ!」
そこにはなんと、琉夏くん。
器用に鉛筆を指で回しながら、私を見下ろしていた。
ひーーー、見つかっちゃった。
背筋がピンとのびる。
「あ、あのっ……えっと……」
ど、どうしよう。
見ちゃったものは取り消せないし、
「モデル志願者いっぱいいるけど、特別に優遇してやるよ?」
「えと……」
「もちろん、ヌード、だけど」
いつものように、怪しく上がる口角。



