「えー、もっとお」
「聞き分けのない女はキライ」
「……はーい。じゃあ後でたっぷり愛してね」
女の子は嬉しそうにほほ笑み、さっきのポーズに戻る。
つまり。
こういう流れで、その……そういうことになるのかな?
『女抱きに行ってただけ』
軽くそんなことを言っていた琉夏くん。
相当な遊び人なんだろうなあとは思っていたけど、こうやって女の子と関係を持っているのか……。
女の子もそれを期待して、モデルを引き受けてるの?
ぼーっとそんなことを考えてると、イーゼルに戻る琉夏くんの視線が一瞬こっちに流れた気がした。
マズいっ。
あわてて廊下側の壁にピタリを背をつけて息をひそめる。



